世の中便利になりすぎてしまい、忘れられがちなマッチに注目してみました。
チョッと前まではどこの家庭でも使われていたと思うのですが。
ガス器具、灯油ヒーター、キャンプ用火器等もオート点火と、マッチの必要性が少なくなってしまいました。
マッチが一個も無いお宅もあるのでしょうね?
我が家でも仏壇のロウソク点火用にかろうじて使用しています。
数年前、灯油ストーブ(芯式)があった頃には大活躍していました(冬季限定)。
欧米ってマッチ文化なのでしょうか?
特にアメリカ人と使い捨てライターってイメージ湧きませんよね?
キャンドルスタンドやオイルランプにマッチで点火「フッ」と吹き消す・・そんなイメージがあります。
アウトドア用には「ウォータープルーフ」が一般的なようです。
防水加工され、水に濡れてもふき取ることで着火が可能です。
アウトドアブランドのマッチの多くは「防水マッチ」ですが製造はやはり中国製が多いようです。
↑「コールマン」はチャイナ、「アメリカンキャンパー」は台湾、他にも「コフラン」もチャイナですね。
アメリカでマッチといえば私は「バーズアイ」をイメージします。
「ロウマッチ」とも呼ばれます。
マッチの頭に塗られた薬品が鳥の目のようなのでこの名前が付いたそうです。
特徴はどこでこすっても着火できるとの事ですが・・・
多少ザラザラしている面でこする必要があります、さらに持ち方にもコツがあるようです。
頭だけ飛んでいったり、軸が折れてしまったり、やけどをすることもあるようです。
映画のようにカッコよく着火させるには相当な練習が必要になるようです。
↑「バーズアイ」を含め「Made In USA」のマッチは現在ほとんど全部?が「ダイヤモンド」社の製造のようです。
アメリカでもマッチは衰退しているようです。
マッチの防水ケースです、さまざまな物があります。
プラ製、アルミ製、ブラス製などなどです。
画像のは防水ケースです、400円くらいで買えるのでおすすめです。
ストーブやランタンに装備されている電子着火(イグナイター)はいつ壊れてもおかしくありません。
使い捨てライターやZIPPOもパーフェクトではありません。
水に濡らしたり、燃料切れなども考えられます。
最後に頼りになるのはやはりマッチかもしれません。
喫茶店や食堂などでサービスマッチがもらえることもありますが少なくなったと思います。
使い捨てライターは手軽でよいのですが、環境にやさしいマッチをもっと見直しても良いのではないでしょうか。
「不便を楽しむキャンプ」・・と言いながら、ついつい便利な物を追い求めてしまいます。
私はタバコを吸いませんがマッチは常にキャンプ道具と一緒に常備しています。
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国産のマッチ業界も頑張っているようです。
上の画像は大和産業製のマッチですが「ほうれんマッチ」の製造元だったんですね。
知っている人には懐かしいのでは・・・現在も製造されてるんですね。
アメリカ製も国産マッチもパッケージデザインは素晴らしいものがあります、コレクションするのも楽しいと思います。
最近のマッチの多くは「インプル加工」という「灰にならず炭になり燃え尽きない」と、より安全なものになっているようです、頭がポロッ・・と落ちない?落ちにくいようです!
「すべてが土にかえる」環境にやさしいアイテムです。
*社団法人 日本燐寸工業会さんのH/Pを参考にさせていただきました。