Coleman pump&pumps Part1

mariokeisuke

2018年05月15日 08:00

 
 


  【Coleman ポンプ  パート1】

 今回はコールマンのポンプ、そしてポンプ廻りについていつものようにざっくりと綴っていこうと思います。

 憶測や私の個人的な感想なども含まれます、気楽に・・気楽に覧ください・・・・

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 コールマンの加圧式のランプ、ランタンが登場するのは今から100年以上も前のことです。

 当時はセパレートポンプ、ハンドポンプなどと呼ばれる単体のポンプが使用されていました。

 一見、不便そうですが定位置で使用することの多いランプではわずらわしさなどは感じなかったと思います。

 むしろ、現在のようなタンクに内臓されたものよりも効率よく作業することができました。









 











 

 上から・・・・

 #451-522        10インチ ジャンボポンプ

 #101-522(Q33)   9インチ

 #101-522        8インチ

 #410-585        5インチ

 ジャンボポンプは主に大型の火器用ですが通常サイズの火器にも使用可能です、とても楽に作業することができます。

 5インチのミニサイズは主にアイロンや小型のランプ用として販売されたと思われますが、キャンプなどには持ち出しやすいサイズです。























 

 上の2本は9インチ。

 下の3本は8インチですが、メッキ、ブラス地、ペイント・・と仕上げが異なります。







 

 ペイントされたポンプはこんな感じでセットされていたのかもしれません・・・・・

















 

 5インチです。

 時代や製造国(米国・カナダ)によっても微妙な違いが有るようです?

 上2本は米国製、下の3本はおそらく60~70年代のカナダ製かと思います。




















 

 このカナダ製と思われる3本、年代に大きな差は無いようですが・・・

 キャップが金色だったり・・・オイル穴の有る無しなどの違いが見られます。

 木製キャップから金属キャップに移行する頃の製品かもしれません?・・・・

 米国でのランプは1950年代で生産を終了しますが、カナダでは1970年代まで製造販売されています。
















 

 こんな木製のキャップもパーツとして販売されていました・ ・ ・











  











 

 少し前までのポンプキャップとクリップでリペアが可能です。

 アルミキャップでは変形しやすいので、ブラス(スチール)製、もしくは古い時代の#242等に使われていた差し込むタイプが良いですね。






















 

 ジャンボポンプのポンプカップ・・・#451-509

 それ以外のポンプには・・・#216-5091  一般的なランタン、ストーブと共通です。



























 
 
 

 「Coleman」社以外のポンプ。

 ハンドル、キャップ、ニップルなどに違いが見られます。

 各メーカーそれぞれ個性がありますね。




















 
 

 一番下にあるブラス地のポンプは「Coleman」のリプロダクツで有名な「リーコック・LEACOCK」*製です。

 これも随分前に購入しましたが現在でも販売が続く、超ロングセラー製品のようです。


 * 「Leacock Coleman Center」





 
 

 20年ほど前の「LEACOCK」ランプシェードのカタログ。  カラーじゃないのが残念・・・・

 「Coleman」#329スタイルのオパールホワイト地にぼかしペイントやカラフルな花柄などが手書き風にプリントされています。

 「Coleman」オリジナルの#329シェードには無地しかありませんが、こういうリプロダクトがあるというのはとてもうれしい事です。

 古いランプに合うシェードというのは多くはありませんからね・・・・・・



 


 

 

  #329 オリジナル(純正)シェード 
 










 
 

 同じく「LEACOCK」オリジナルランプ#107のパーツリスト。 ジャンボポンプも見えます・・・

 ステンレス製のタンクを持つ#107ランプにはテーブルタイプと壁掛けタイプがありましたが、現在はテーブルタイプのみとなっているようです。



 

 Leacock Lamp 107SS













 

 横道にそれましたが・・話を元に戻します・・・

 「Quick Lite」のフィラープラグ。  (燃料キャップ)

 チェックバルブとエアステムからなるツーピース構造です。

 ステムを緩めて丸穴にポンプをあてがいポンピング、そしてステムを閉めこむ・・基本的なことは同じです。

 


















 

 この時代のガスケットは鉛が使われていました、ゴムなどに比べ耐久性は高いと思います。

 このガスケット・・パーツナンバー#104-136 は後年軍用2バーナーにも使われています。

 

 

















 
 
 右はブラス地純正パーツ*、左は90年代の「LEACOCK」製リプロダクトです。

 最近はより精度の高いリプロダクトパーツが流通していますね。


 *当時の「Quick Lite」モデルには数は少ないながらニッケルメッキの施されないゴールドカラーバージョンも流通していました。













 
 

 上は「Quick Lite」、下の2個はそれ以前(1910年代)「Air-O- Lite」などに使用されていたものです。






















 

 1920年代末「Instant Light 」以降、構造に変化があります。


















  

 標準サイズのフィラープラグです、アウター、エアステム、チェックバルブのスリーピース構造になりました。

 主にランプに装着されていましたが、キャップ自体の規格は現在のランタンなどと同じです。

 なので現行品のアウトポンプ仕様(使用)も可能です。

 このパーツを装着することで本体側のポンプ部分は不要になります。

 ただしタンクからのエアーと燃料が漏れないようにチェックバルブは必要ですけどね・・・・




 










 

 小径のアイロン用スリーピースフィラープラグ。

 こちらも#242・#243などのジュニアサイズのランタン#500などのストーブに使用可能です。

 特にポンピングしづらい#242の初期型などに装着することでスムーズに作業することができます。

 

 
















 

 標準サイズとアイロンサイズの比較。

 ガスケット(パッキン)は現在市販されているリプロダクトのゴム製のもので対応できます。














 

 「AKRON」・?・・「AGM」・・?・・1910~20年台のフィラープラグ色々・・・・  

 どんなランプ・ランタンに使われていたのか・・・興味は尽きません・・・・

        ・

 ・・・・今回はここまで・・・・・・・    

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 パート2、「タンクに内臓されるポンプ編」もいずれ紹介したいと思っています・・・・・・・

                      
 
 

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                              それじゃあ・また・・


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