2016年04月28日
SIGG SCOUT KETTLE 3 ・ 「PLATE」
SIGG「スコーケトル」、今回はオプション販売されていたプレート(皿)の紹介です。
・・・新旧のシルエットの違い等にも少しだけ触れてみました・・・・・
素材は本体と同じアルミです。
深さがあるのでスープ系の料理も盛り付けられますね。
この形状はフタの曲線に合わせて作られているようです。
フタの上からかぶせて収納します。
前期タイプ(左)とフタに突起の付いた後期タイプ(右)にもフィットします。
肩の張った前期タイプとなだらかな曲線の後期タイプのシルエットの違いがわかると思います。
ちなみに、この画像↑は・・・・
左からSIGG前期、SIGG後期、ENDERSの順で並べてみました。
ENDERSに比べSIGGの方が丸みを帯びているように見えます。
画像の鍋はすべて16cmですがサイズによっても微妙な違いが有るようです。
スタッキングした場合シルエットにわずかな変化はありますが違和感はありません。
プレートを収納した後期タイプ(右)と前期タイプのシルエットはそっくりです・・・・
フタもプレートとして使えるのでとても重宝します。
プレートにはそれぞれロゴマークと共にサイズも刻印されています。
SIGG製品の場合多くがセンチメートル表記になっています。
「SVEA123」を収納して・・・と言うのは有名なところですが・・・
様々な小型ストーブや食器なども収納可能です。
私はいつも16cmの鍋に「トランギア」の0.9リッターケトルを入れて持ち歩いています。
・
・
プレートの流通量は多くはないと思われますが・・・・・
実用的にはもちろん、雰囲気を楽しむにも優れたクッカーだと思います!!
それじゃあまた ・ ・ ・

2014年10月27日
SIGG フードコンテナ(バターケース)

【SIGG・LE GRAND TETRAS・MARKILL】
ガラクタシリーズ、今回紹介するのはアルミ製フードコンテナです。
「SIGG」社のフードコンテナが流通していたのは主にバックパッキングブームの1960年代から80年代頃かと思われます。
生産時期は定かでありませんが・・・・・

「バターケース」と言ったほうが『ピン』と来る方も多いのではないでしょうか。
アルミボディの中にはパッキンの付いた内ブタと樹脂製のインナーカップが入っています。
サイズはおそらく10cm、12cm、14cm、16cmの4種類があったものと思います。

同時代、「マルキル」や「グランテトラ」などもこの類をラインナップしていました。

「マルキル」はフードキャリー、ディナーキャリーなどもあります・・・・軍用食器の流れを汲むようです。

「グランテトラ」のフタはスクリュー式ではなく3本の爪で固定します。
上の画像のものは直径およそ14cm、これくらいのサイズが使い勝手は良いです。
・・・・・当時の人たちはこれにどんな料理を詰めて出かけたのでしょうね・・・?
・
・
・
お・し・ま・い
2013年07月10日
SIGG アルコールバーナー&クックセット

【SIGG アルコールバーナー&ストームクックセット】
SIGGのクッカーというと「スコーケトル」や「ツーリスト」が有名ですが、こんなクッカーとストーブのセットもありました。
直径約16cm、容量はおよそ1リッターとわりと小振りなモデルです。
「ボルドバーナー」とセットされたモデルもあったようですが、「ツーリスト」モデルへと進化?していくものと思います。

この台形をしたストームクッカータイプは当時のスタンダードだったのだと思います。
1930年代にはすでにこの形のものが流通していたようです。

今回紹介の「SIGG」をはじめ「META」・「OPTIMUS」等々・・我が国でも「東京トップ」・「ホープ」・「エバニュー」そのほかにも多くのスポーツメーカー、アルミメーカーなども販売していました。
国内モデルは1960年代のうちにその多くが姿を消してしまいます。
「オプティマス」はわりと最近?までこの台形スタイルのモデルがありましたが・・・・
近頃では中国製のコピーが出回っているようです・・・・・・

SIGG社のアルコールバーナーは何種類かあるようですが・・・
このタイプはおそらく1950?~60年代のものと思われます。
とてもカワイイ形をしています・・・「鏡餅」みたいです・・・

手の込んだ作りは美術品のようでもあります・・・

この古いロゴは最近のボトルでも見ることが出来ます。

「ヘリテイジボトル」




秀逸なのはバーナーが風防五徳にぴったりと装着できることです。
クッカーの中でバーナーが暴れることはありません。
こんなところにも当時の作りの良さを感じるのでした・・・・・