2018年12月20日
Coleman Lantern #236 ・ #237
【 コールマン #236 #237】
1930年代末・・1938年頃カナダ工場で誕生する#236と#237。
ガソリンモデルの#236、ケロシンモデルの#237・・双子モデルです。
上の画像の3台はガソリンモデルの#236です。
左から40年代のUS製、41年のカナダ製、一番右が47年の同じくカナダ製です。
いずれのベンチレーターもシーフォームグリーンと呼ばれるパステル調の色合いです。
40年代まではこのシーフォームグリーンとニッケルメッキされたタンクのモデルとが混在しています。
*#236のUSモデルは米国内での流通はほとんど無く、輸出用として製造されたようです。
https://mowsuke.naturum.ne.jp/e1274187.html
ケロシンモデル#237のバルブとジェネレーター部です。
この画像ではプレヒートのためのカップを装着しています。
フューエルチューブです。
#237は燃料を吸い上げるだけのストロータイプ、#236はエアーも取り入れるための二重構造です。
ジェネレーターの比較です。
#237用は極太です、バルブ部本体の作りも違うのでジェネレーターの互換性はありません。
タンクは共通なので、バルブ本体ごとであればケロシン、ガソリン相互の交換は可能です。
ジェネレーターナット(ジャムナット)です。
右にあるのは#237専用です。 パーツNo.237-210 は後年GIポケットストーブ#530、ケロシンランタン#249等と共通の パーツNo.530-210 に変更されます。
左上は#236専用、パーツNo.236-210 です、その下にあるのは後年#236(#236A)に装着、そして交換用に指定される パーツNo.605-210 です。
パーツNo.605-210 は#200系、#220系にも装着されている汎用性の有るパーツです。
1964年 #237 USモデル
カナダ工場に遅れることおよそ3年後の1941年頃USモデル#237Aが登場します。
1941年4月発行のパーツカタログにはすでに掲載されているのでおそらく製造は1940年からかもしれません・・・・?
初期#237Aはこの時期だけの短命モデルだったようです?
50年代からは#237として販売が続けられます。
#237Aはディレクションディスクの無いバルブホイールが装着されています。
下で紹介する#237Bと同じバルブホイールのようです。
カラー(ベースレスト)に施された刻印やプレヒートカップを押さえるクリップもその後のモデルとは違います。
1944年 #237B USモデル
戦時期のモデルです。
#220BXと同じスチール製のタンクを持ち、フレームをはじめスチールパーツが多用されています。
グローブも#330と呼ばれるストレートグローブが標準装着です。
1943年と44年の2年だけ製造されたようです。
タンクの「USE ONLY KEROSENE」のデカールがこのモデルの特徴のひとつです。
#200(O.C.D)と同じくシヴィルディフェンスモデル・・と言う説もあるようです・・・
#237Bの特徴あるパーツ。
ディレクションディスクの無い小振りなバルブホイール
センタースクリュー(ビス)は扁平タイプです。
ねじ込み式のポンププランジャー
この個体にはセラミックバーナーキャップが装着されています。
スチール製のバーナーフレームもこのモデルの特徴です。
カラー(ベースレスト)もスチール製です。
1970年 #237A USモデル
USモデルは1970年頃グリーン塗装にデカールが貼られたスチール製タンクの#237Aにチェンジします。
US工場では70年代中期(74年?)まで製造されるようです。
カナダ工場製は1970年頃まで製造され、ガソリンモデルは#635、ケロシンモデルは#639に引き継がれます。
1956~7年頃、カナダモデルのベンチレーターが変化します。
手前にあるのが変更後のものです。
USモデルは製産終了するまで形状の変化はありません。
色合いは変化しています。 *奥に3個並んでいるベンチレーター
左・一般的なライトグリーン
中・40年代、USモデル戦後の一時期ダークグリーン
右・40年代、シーフォームグリーン
#236・#237共通のベイルです。
カナダモデルは1964年頃丸みを帯びたものから#200系と似たような角ばったものになります。
*画像は#200Aのものです。
USモデルは形状に変化は無いようです。
ブラス製にメッキが施されたカラー(ベースレスト)にはモデル名が記されます。
1950年頃?までは#236には「MAJOR」 #237には「EMPIRE」の愛称などが三ヶ国語で刻印されます。
それ以降はモデル名と使用するジェネレーターナンバーがエンボス(浮き)文字に変更されます。
カナダ製は68年頃からAモデルに、US製は70年頃から二度目のAモデルになってます。
後期モデルの#237A・#236Aにはアルミ製のカラー(ベースレスト)が装着されます。
画像はUSモデルの#237Aです。
ポンププランジャーの取り付けは1948年頃までは差し込んでビスで固定するタイプ。
1948年頃からはキャップをかぶせるタイプになりました。
1948年には差し込むタイプとかぶせるタイプが混在しています。
固定は当初はビスでしたが、後にDリングになります。
Dリングになるのは60年代に入ってからだと思います。
初期タイプはバルブステムとバルブホイールの接続部分が四角くなっています。
古い時代の#220系にも見られる特徴です。
初期の四角い穴のバルブホイールには茶色と黒があります。
後に角穴はギザギザ穴の一般的なものになります。
古い時代のカナダモデルは黒と赤(茶)のバルブホイールが混在していますが、1960年代中期以降は赤いものが標準で装着されるようです。
カナダ製のディレクションディスクです。
ケロシンモデルの#237用は三ヶ国語になっています。
USモデルの#237用。
#236のUSモデル用は#220系と同じものが使用されています。
一時期セラミックバーナーキャップが装着されます。
50年代と思われます・・?
#200Aや#202のものよりふた回りほど大きいです。 *右が#200系のものです。
#236・#237は500CP(キャンドルパワー)と大出力なのでバーナーキャップやベンチレーターはダメージの大きいものが多いようです。
特に#237は・・・・
みんな同じに見えるバーナーキャップですが・・・・
左から、スチール製にメッキ、ブラス製にメッキ、ブラス製メッキなし・・・など仕様に違いがあります。
画像では分かりづらいですね・・・
どちらもブラス製メッキなしですが高さ(厚み)に違いがあったり・・・
製造された時期や工場の違いなどがあるのかもしれません・・・・・?
このブラス地のものが一番目にするタイプですね。
このフレームは50年代後期から60年代の一時期のものだと思います。
カナダ製は60年代後期にも形状が変化しているようです。
詳しい年代は定かではありませんが、この他にもフレームの形状、点火口の位置や形状などにも違いが見られます。
#236・#237シリーズのフレームは戦時期の#237Bを除き多くの部分がブラス素材の非常に重厚なフレームです。
ベンチレーターを差し込むベンチレーターロッドにはブラス製とスチール製があります。
左はメッキが施されたスチール製、右はくすんでいますがブラス製です。
使用されていた時期は不明ですが、私の所有する何台かにはブラス製が装着されています。
1941年 US製 初期#237Aのパーツリスト
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カナダ製の後期のベンチレーターや末期のUS製タンク等も含めほとんどが共通するパーツです。
US製のモデルもパーツの供給はカナダ工場からされたものもあるようです。
パーツが交換されたり、「ニコイチ」されたりしたものも多いようなので、オリジナルか否かの判別はとても困難です。
#200系などとは違い「比較するほどの流通量がない」といったところです・・・
よほど組み合わせが悪くなければ違和感はありませんけどね。
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カタログ、パーツリストなどを参考にしましたが憶測の部分も多々あります、追記、訂正、削除など行うこともあります。
参考程度と楽しんでいただければ・・と思います。
Walking In The Air ・ ・ ・ 'The Snowman'
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今年も一年お世話になりました。
2019年が皆様にとって良い年でありますように・・・・!!
Posted by mariokeisuke at 08:00
│Coleman