2018年03月07日
MIRRO aluminum cup
【MIRRO アルミカップ】
こんにちは ・ ・ ・
今回は「MIRRO」のアルミカップを紹介したいと思います。
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何の変哲も無いただのアルミ製のカップです・・・・
大きさは12オンス、およそ350ccほどの容量です。
1970年代にリリースされる「MSR」ストーブに標準装備されたりもしていました。
針金製の五徳がザックやバッグのなかで暴れて『悪さ』をするのを防ぐためのカバーとして装備されたものと思われます。
たまたま、サイズがちょうど良かったからなのかな?・・・と思います・・・・
初期モデルの「#9」から上の画像にある70年代末期の「GK」モデルの頃までカップ底には何の刻印もありませんでしたが・・・
70年代末期以降からカップ底には「MIRRO」の刻印が施されます。
この後、スタッフバッグの装備(販売)や五徳の改良などに伴いカップの装備はされなくなります・・・・
80年代A&Fさんのカタログです。
日本のアウトドアギアの発信源でもありますね。
「キャンプカップ」 2個セットで販売されていました。
80年代(86年)「MIRRO」社から「OPENCOUNTRY」ブランド(製造・販売権)を引き継いだ「The Metal Ware Co.」のカップも同じデザインで販売されています。
画像右側が「The Metal Ware Co. OPENCOUNTRY」のカップです。
大きさ、デザインは同じですがハンドルの取り付け方法、仕上げなどに違いが見られます。
カップ底のロゴマークなどは省略されています。
「MIRRO」 リベット止め
「OPENCOUNTRY」 溶接
「MIRRO」 ポリッシュ仕上げ
「MIRRO」のカップは使い込んでいても鈍い輝きを残します・・・
使い方にもよりますけどね・・・・
「OPENCOUNTRY」 ポリッシュ無し
コストの掛け方は時代の流れなのでどうしようもないですね・・・
それでも「OPENCOUNTRY」はMADE IN U.S.A・・にこだわった製品づくりをしています・・

ただ、残念なことにこの「OPENCOUNTRY」のカップもクッカーなどと共に生産を終了してしまったようです・・・・?
同社(The Metal Ware Co.)のサイトではわずかな種類のクッカーが在庫を残すのみ・・のようです?
http://www.opencountrycampware.
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熱い飲み物は苦手です・・・くちびるをヤケドさせてしまうかもしれません・・・・
それでも・・フーフーしながらコーヒーなんかをすするんです・・・・
涼しい顔で気取ってみても良いかもしれません・・・・
冷たい飲み物はもっと冷たく感じます・・・・
その素朴な作りは古き良き時代の雰囲気を十分に感じさせてくれます。
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おしゃれで機能的なカップがあふれている昨今、こんな『時代遅れなカップ』は消え行くのみ・・・
・・・・なのでしょうね・・・
それじゃあ・・・また・・
Posted by mariokeisuke at 08:00
│食