2012年12月26日
東京トップ・ニュートップ
【TOKYO TOP・NEW TOP】

なつかしのアイテム・・・今回は「TOPブランド」の紹介です。
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1949年(昭和24年)
竹内芳春氏により(株式会社 共和運道具製作所)が設立されます。

1951年(昭和26年)
最初期の広告です。
楕円の中に「TOP」と簡素なロゴが使用されています。
カナ使いがやけに古くさいですね・・

1952年(昭和27年)
翌年にはロゴマークが変更され、オールドファンには見慣れた?ものになります。
後にピッケルの商品名になる「スノーマン」がビンディングの商品名として登場しています。
ちなみに「カンダハー」というのはワイヤー式のスキー金具です、初期のものはつま先部分を皮バンドで固定していたようです。
私が小学生の頃同じクラスの何人かはこの「カンダハー」タイプ改良型?(つま先部分が金具固定になった)とスキー靴(編み上げ)を持っていました、うらやましく見ていたのを覚えています。
私は長靴に皮バンドでした・・・・

1953年(昭和28年)
コッヘル、アルコールバーナー、ピッケル、ランタンなどがイラストで紹介されています。

小さな口が特徴的なアルコールバーナー・・50年代から60年代に販売されていたものだと思います。

1956年(昭和31年)
「東京 トップ製品本舗」と社名が変わります。「トップ製品本舗」かもしれません・?

上島ラヂュースの発売元にもなるようです。
上島ラヂュース・・・一度東京の「小さな運動具店」で新品を見かけたことがありましたが買わずに来たことがあります・・・・20年以上前ですが・・もしかすると・・まだあるかも・・・??・・??
・・お店ごと無くなっている可能性・・・「大」・・・・かな?・・・

1957年(昭和32年)
この時代に我が国でもボーイスカウトメスキットが販売されていたのには驚きます!!
*米国で販売されていたボーイスカウトメスキットをはじめコッヘル類・・・意外とMADE IN JAPANが多いみたいです・・・・

1959年(昭和34年)
「東京トップ」として新たな時代を築いていきます。
ピッケルには(SNOWMAN)の銘が入っています。

1962年(昭和37年)
ペトロマックスストーブも販売していました。

同時期マウントストーブなるものも販売していたようです。

1965年(昭和40年)
アルペットストーブが紹介されています。
昭和30年代から40年代は輸入ストーブ、国産ストーブ入り乱れて?の開発・販売合戦があったようです。
昭和50年代には国産ストーブは随分と淘汰されてしまいました。
ホープマナスルは生き残った数少ないストーブです・・・・・
ストーブ好きにはたまらない時代だったと思います。

1967年(昭和42年)
コッヘルやピッケルなど山岳用品は「ALPINE TOP」という新しいブランドになりました。
コッヘルのデザインなども洗練?されてきたと思います。派手なプレスマークも印象的です。


同時期のピッケルの数々・・・・・!!

1971年(昭和46年)
コッヘル類のラインナップです。
この時代になるとオートキャンプも視野に入るようです。
ドライブセットやファミリーセット等もラインナップされています。

1974年(昭和49年)
70年代に入りガス器具も販売されます、「フレンディ」「ニューフレンディ」シリーズがありましたがガスカートリッジの流通が[極めて悪く]当時購入した私のものは一度も使うことなくお蔵入りになってしまいました。
1976年(昭和51年)
詳しい経緯はわかりませんが・・・・
「株式会社ニュートップ」となります。
バックパッキングブーム真っ盛りの頃です。
社名ロゴはまだないようです。

1977年(昭和52年)
新しいロゴがお目見えします。
このロゴなら目にすることが多いかもしれませんね・・・・?
『荒野をさがす旅に立て』・・・・・・・
私は『南の島をめざし』バックパックを背負い数ヶ月間ヒッチハイクの旅に出ました・・・・

1979年(昭和54年)
プラスチックを縁に巻いたアルミ食器です、当時は画期的だったと思います。

1984年(昭和59年)
海外製品の模倣からエバニュー、ホープなど他社との開発競争?似たような製品のなかにも個性が有ったと思います。お互いに切磋琢磨したからこそなのでしょうね。

1990年(平成2年)
時代は平成になりました。
HOPE社はすでにありませんでしたがエバニュー社をはじめ森田、山幸(SP)、アメリカ、ヨーロッパなどの海外ブランドがあり・・・
さらにこの後ユニフレーム、パール金属(キャプテンスタッグ)等など国内各社もオートキャンプブームとともに勢力を拡大していきます・・・・
素材もアルミ、ステンレス、そしてチタンと・・・・
・・トップ社にとっては苦難の時期に突入したのかもしれません・・・?

1996年(平成8年)
おそらくニュートップ社最後のカタログだと思います。
「BYER」「MSR」「ENDERS」「CASSIN」などの輸入品も扱っていました。
今見ても心ときめくカタログです・・・・・・
およそ半世紀・・・山屋さん、キャンパーに愛されたブランドがまた一つ消えてしまいました・・・
この記事は古い雑誌、カタログを参考にしました、加筆、訂正、削除など行う場合もあります。
あくまでも参考として読んでいただければうれしいです。

なつかしのアイテム・・・今回は「TOPブランド」の紹介です。
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1949年(昭和24年)
竹内芳春氏により(株式会社 共和運道具製作所)が設立されます。

1951年(昭和26年)
最初期の広告です。
楕円の中に「TOP」と簡素なロゴが使用されています。
カナ使いがやけに古くさいですね・・

1952年(昭和27年)
翌年にはロゴマークが変更され、オールドファンには見慣れた?ものになります。
後にピッケルの商品名になる「スノーマン」がビンディングの商品名として登場しています。
ちなみに「カンダハー」というのはワイヤー式のスキー金具です、初期のものはつま先部分を皮バンドで固定していたようです。
私が小学生の頃同じクラスの何人かはこの「カンダハー」タイプ改良型?(つま先部分が金具固定になった)とスキー靴(編み上げ)を持っていました、うらやましく見ていたのを覚えています。
私は長靴に皮バンドでした・・・・


1953年(昭和28年)
コッヘル、アルコールバーナー、ピッケル、ランタンなどがイラストで紹介されています。

小さな口が特徴的なアルコールバーナー・・50年代から60年代に販売されていたものだと思います。

1956年(昭和31年)
「東京 トップ製品本舗」と社名が変わります。「トップ製品本舗」かもしれません・?

上島ラヂュースの発売元にもなるようです。
上島ラヂュース・・・一度東京の「小さな運動具店」で新品を見かけたことがありましたが買わずに来たことがあります・・・・20年以上前ですが・・もしかすると・・まだあるかも・・・??・・??
・・お店ごと無くなっている可能性・・・「大」・・・・かな?・・・


1957年(昭和32年)
この時代に我が国でもボーイスカウトメスキットが販売されていたのには驚きます!!
*米国で販売されていたボーイスカウトメスキットをはじめコッヘル類・・・意外とMADE IN JAPANが多いみたいです・・・・

1959年(昭和34年)
「東京トップ」として新たな時代を築いていきます。
ピッケルには(SNOWMAN)の銘が入っています。

1962年(昭和37年)
ペトロマックスストーブも販売していました。

同時期マウントストーブなるものも販売していたようです。

1965年(昭和40年)
アルペットストーブが紹介されています。
昭和30年代から40年代は輸入ストーブ、国産ストーブ入り乱れて?の開発・販売合戦があったようです。
昭和50年代には国産ストーブは随分と淘汰されてしまいました。
ホープマナスルは生き残った数少ないストーブです・・・・・
ストーブ好きにはたまらない時代だったと思います。

1967年(昭和42年)
コッヘルやピッケルなど山岳用品は「ALPINE TOP」という新しいブランドになりました。
コッヘルのデザインなども洗練?されてきたと思います。派手なプレスマークも印象的です。

同時期のピッケルの数々・・・・・!!

1971年(昭和46年)
コッヘル類のラインナップです。
この時代になるとオートキャンプも視野に入るようです。
ドライブセットやファミリーセット等もラインナップされています。

1974年(昭和49年)
70年代に入りガス器具も販売されます、「フレンディ」「ニューフレンディ」シリーズがありましたがガスカートリッジの流通が[極めて悪く]当時購入した私のものは一度も使うことなくお蔵入りになってしまいました。

1976年(昭和51年)
詳しい経緯はわかりませんが・・・・
「株式会社ニュートップ」となります。
バックパッキングブーム真っ盛りの頃です。
社名ロゴはまだないようです。

1977年(昭和52年)
新しいロゴがお目見えします。
このロゴなら目にすることが多いかもしれませんね・・・・?
『荒野をさがす旅に立て』・・・・・・・
私は『南の島をめざし』バックパックを背負い数ヶ月間ヒッチハイクの旅に出ました・・・・

1979年(昭和54年)
プラスチックを縁に巻いたアルミ食器です、当時は画期的だったと思います。

1984年(昭和59年)
海外製品の模倣からエバニュー、ホープなど他社との開発競争?似たような製品のなかにも個性が有ったと思います。お互いに切磋琢磨したからこそなのでしょうね。

1990年(平成2年)
時代は平成になりました。
HOPE社はすでにありませんでしたがエバニュー社をはじめ森田、山幸(SP)、アメリカ、ヨーロッパなどの海外ブランドがあり・・・
さらにこの後ユニフレーム、パール金属(キャプテンスタッグ)等など国内各社もオートキャンプブームとともに勢力を拡大していきます・・・・
素材もアルミ、ステンレス、そしてチタンと・・・・
・・トップ社にとっては苦難の時期に突入したのかもしれません・・・?

1996年(平成8年)
おそらくニュートップ社最後のカタログだと思います。
「BYER」「MSR」「ENDERS」「CASSIN」などの輸入品も扱っていました。
今見ても心ときめくカタログです・・・・・・
およそ半世紀・・・山屋さん、キャンパーに愛されたブランドがまた一つ消えてしまいました・・・
この記事は古い雑誌、カタログを参考にしました、加筆、訂正、削除など行う場合もあります。
あくまでも参考として読んでいただければうれしいです。
Posted by mariokeisuke at 12:00
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