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2015年08月17日

EVER NEW 「TYROL KOCHER」

 
 EVER NEW 「TYROL KOCHER」

 【エバニュー チロルコッヘル】

 1970年代初頭に登場する「チロルコッヘル」、エバニュー社の代表的なアルミ製小型クッカーです・・?

 ・・・でした。・・・のほうが正しいかもしれませんね・・・・・

 最近はチタンやセラミックシリーズ等の影に隠れてしまった感はいなめません・・・??

 それでもやっぱり『調理はアルミで』・・・と拘る方が多いのも事実だと思います・・・・・

 今回もそんなコッヘルの紹介です!?

 

 

 

 
 

























 EVER NEW 「TYROL KOCHER」昭和45年

 1970年頃 一人用コッヘル「キャンピングコッヘルスイス」が登場します。

 
 
























 EVER NEW 「TYROL KOCHER」昭和46年

 間もなく「スイスコッヘル」と呼び名が変わります。

 この時期、東京トップ社では「クライマークッカー」、ホープ社では「ジュニアコッヘル」などといった小型のコッヘル(一人用)がラインナップされていました。

 もっと小型のアルコールクッカーなどもありましたが、『食事』を調理できるセットとしてはこれらが最小クラスだったと思われます。




























 EVER NEW 「TYROL KOCHER」昭和47年

 翌年には改良が加えられ「チロルコッヘル」として登場します。

 この当時エバニュー社、東京トップ社をはじめ各社で「スイスハンゴー」*という商品等も販売されていたため、あえて「スイス」という言葉を避けたのかもしれません?

 *上蓋にハンドルが付いた飯盒・・・スイス式飯盒。





























 EVER NEW 「TYROL KOCHER」
 EVER NEW 「TYROL KOCHER」

 これ↑もそんな「チロルコッヘル」のわりと初期のものです。

 鍋のふたにはブルーのアルマイト加工が施されています。

 これは「キャンピングコッヘルスイス」から続く仕様です。

 ファスナーつきのケースは当時のスタンダードだったようで各社同じようなものが装備されています。



























 EVER NEW 「TYROL KOCHER」

 ケースには「L」と記されていますが、この当時はワンサイズのラインナップしかなかったと思われます・・・
  
 最初期のものに比べ直径が数ミリ拡大した事、もしくは内鍋(小鍋)に蓋が付いたことを表す記号だと推測されます・・・Lid(蓋)のL・・・

 これ以前は内鍋の蓋は装備されていなかったようです。

 


























 EVER NEW 「TYROL KOCHER」 昭和54年

 その後何度かのデザイン変更を繰り返します。

 70年代後期のものは丸い穴のあいたプレート式のウィングハンドルが特徴です。

 この頃からサイズのバリエーションが追加されます。


 


























 EVER NEW 「TYROL KOCHER」1984年

 80年代中期↑は特徴のある折りたたみ式のハンドルです。

            

            

 


























 EVER NEW 「TYROL KOCHER」「20DX」90’s

 80年代後期・・現行モデルの原型となるモデルが登場します、ハンドルは両開きのウィングハンドルに戻されます。
 
 90年頃にはノーマルアルマイト仕様の「ST」シリーズ、その6倍の厚さを持つハードアルマイト仕様の「DX」シリーズに発展します。

 それぞれに「10」「20」「30」「40」とあり、バリエーションが豊富でした。

 後にフライパンがセットされたものや、ヤカンもラインナップに加わります。

 ハードアルマイトの「DX」シリーズはダークグレイの色合いで高級感があります。

 耐腐食性のアップ、焦げ付きにくさ、キズのつきにくさなども向上しています。





























 EVER NEW 「TYROL KOCHER」1991年

 91年のカタログです。

 ハードアルマイト「DX」(左)とノーマルアルマイト「ST」(右)から選ぶことが出来ました。

 この時期はまだフライパンがセットされたモデルは無く、オプション(別売)設定でした。

 96年には「深型」がラインナップに加わります、この頃にはフライパンをセットしたモデルも販売されるようになっています。




























 EVER NEW 「TYROL KOCHER」

 2001年

 黒い「ノンスティック」モデルがラインナップされます。

 この時期にはノーマルアルマイトの「ST」シリーズは販売されていないようです。

 この後、蓋のツマミやハンドルに改良が加えられます。





























 EVER NEW 「TYROL KOCHER」 2010年

 同じく2000年代には「角型」モデルもラインナップされています。


























 
 EVER NEW 「TYROL KOCHER」

 現在のラインナップは「深型」も含めノーマルアルマイトモデルだけになってしまいました。

 チタンクッカー等のラインナップが増えすぎて?・・こちらは淘汰されつつあるようです・・?

 「チロルコッヘル」という名前だけでも消えないで欲しいと思って(願って)います・・・!! 
                      
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                         それじゃあ・また・・・パー




 *古いカタログ、広告等を参考にしましたが憶測部分もあります、訂正、加筆、削除など行う場合もあります。




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Posted by mariokeisuke at 08:00 │

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